前回の投稿から約3ヶ月経った。その間、仕事が忙しかったこともあるのだが、熱がすっと引くようにオーディオに対する興味が薄くなり、ちゃんと音楽を聴く熱意もなくなって、もっぱらパソコンの圧縮音源とラジオの音楽を友としていた。ところが、昨日届いた突然の発送メールに、忘れていた音楽への希求がまた少しだけ呼び覚まされたようで、今これを書いている。五月の連休に注文したネットワークオーディプレーヤー、MarantzのNA6006が、やっと今日届いた。注文してから届くまでなんと半年もかかったことになる。これはいくらなんでもかかりすぎで、最近は買ったことさえ忘れていた。それでもずっとぽっかり開いていたラックの中に納めて配線をしていると、なんだか少し幸せな気分になる。まずは本来の機能であるネットラジオの再生。局によって音源の圧縮形式などが違うせいか再生される音も様々で、音像が大きくなったり小さくなったり、ベールが厚くなったり薄くなったりで面白い。ジャズやボサノヴァなど、いろいろ聞いてみるが、BGM的に聴く分には十二分な表現で心地よい印象。しばらく遊んだあと、今回購入したもう一つの目的である、USBメモリーからの再生にトライしてみる。いつも試聴に使っているCDをWAVでそのまま取り込んでCD再生と比較してみると、あらら、結構違うなあ。空気感、空間表現、粒立ち、全てがCDに3歩ほどゆずる。何が違うんだろう、としばし考えて、おそらくDACの違いかな、と。じゃあ今度光デジタルケーブル買ってきて、SA-15S2のDACに繋いでみましょう。またしばらく楽しめそうかな。

IMG_1058