暇人のオーディオ

暇人が久々にオーディオを再開します。どのくらい続くでしょうか?

2021年02月

ピアノで演奏されるベートーヴェンの交響曲

寒い日が続く。先週末は数年ぶりに熱を出して寝込んでしまった。まあ幸いなことに検査の結果今世界中で猛威をふるっている感染症ではなくて、今日あたりはすっかり回復して音楽を聴けるようになった。今夜の1枚は、ベートーヴェンの交響曲で、リストによるピアノ編曲版。7番と8番を聴く。7番の冒頭あたりはオケのイメージが抜けないとなんだか音数が少ないような気がしてやや寂しい感じがしたが、聴いていくうちに音楽の作りが明確に提示されていることに気がついてその世界に引き込まれる。昔CDでショパンのワルツを聴いたときのカツァリスというピアニストの印象は、軽快だけれどそれ以上の強いものは残っていなかったのだが、この録音では力強さを持った堅実な演奏で、編曲したリストの、というよりはベートーヴェンの原曲の音楽世界の再現を目指してしているように聞こえる。ただ、この曲の場合は、編曲したリストがどう考えて弾いてたか、っていうところも聞きたいような感じがして、リストってこんな風に弾いてたのかな、っていう疑問は残るのだが。この編曲だと7番より8番の方がよりシンフォニックに響くように聞こえるのも面白い。時間がなくて今日はこの1枚だけだが、他の曲を聴くのが楽しみなアルバム。また近いうちに聴いてみましょう。

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ワーグナーの交響楽

久しぶりにクラシックのCDを買った。ワーグナーの唯一の交響曲ハ長調。あまり演奏される機会もないようで、どちらかというと珍曲になるのかもしれない。なんでこんなCDをわざわざ取り寄せたかというと、さだまさしの”交響楽(シンフォニー)”をこれまたひさしぶりに聴いたから。まあ、さだまさしがこの曲を念頭に置いていたのではないらしいことはWikipediaに書いてあるのだが、調べているうちにこの録音に行き当たったので衝動買いした次第。 デ・ワールトの演奏はやはり初めて聴くが。手堅い、という表現がピッタリくるかっちりとした演奏。随所に散りばめられているワーグナー節が、でもまだ迸るほどの勢いはないままにところところで顔を出すのが面白い。音像が広がりすぎることなく、しっかりとした定位感で表現されるのも好ましく聴くことができた。ここのところネットオーディオのジャズに押されてすっかりクラシックを聴く時間が減ってしまったが、こういう時間は、やっぱり、いいな。

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