何回か前に書いたあぶく銭はまだ役所から手続きの書類も届いていないのだが、計画ができてしまうと実行まで待ちきれない気持ちが先走って、ついRCAケーブルを買ってしまった。LUXMANのJPR-150。今メイン(CDP→AMP)で使用しているオーディオテクニカのAT6A48の代わりに新しいケーブルを使ってみたくて少しグレードアップしたものを買うことにしたのだが、この価格帯も色々選択肢があって迷う。ただ、気持ちとしては今のシステムの音にあまり新しい色を加えたくなかったので、ケーブルの癖が比較的ないという評判のこちらを選択した。先日届いたので早速繋いで聴いてみると、あれ?なんか変。なんかバランスがおかしいような。音そのものは、抜群に良くなった、という印象ではないが、ニュアンスの表現がよりヴィヴィッドになったり、音ひとつ一つの粒立ちが明確になったり、という明らかなメリットがあるものの、出てくる音像の大きさのバランスがなんか以前と全く違う。首をひねりながら数日聴いていたのだが、今日改めて新旧二つのケーブルを繋ぎ替えて比べてみた。そこでわかったのは、新しい方が明らかに音像(音場も)の大きさが大きい、ということ。出てくる音のスケールがふた周りくらい違う。以前のケーブルだと、スピーカーの外側にも音場の展開はあるが、あくまでフォーカスは箱庭的にスピーカーの間にあるのに対し、新しいものでは外側にもきちんとホールの存在を感じることができ、これが違和感の元凶だったようだ。SPケーブルの交換でもだいぶ音が変わったことを感じたが、これはそれ以上のような気がする。やはり上流の影響は大きいらしい。改めてスピーカーのセッティングを詰めるとまた変わるかもしれないが、今はとりあえずこのままで、また何か不満が出たら色々いじってみることにしましょう。

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